家入レオ 「DUO」

lostwatch

2020年12月30日 16:53




家入レオ 6thアルバム 「DUO」













今のところ最高傑作ということなのでしょう。

聴いていて気持ちのいいことこの上なしなのですが、


正直、私が最初にこころ打ち震わせたところからはずいぶん遠くに来てしまった。














1st 「LEO」で衝撃的すぎるデビューを飾り、4th 「WE」でもやは命運尽きるか、というぐらい追い込まれて、2年のブランクを経た5th 「TIME」で何もかも吹っ切れて、自らの作家性を揮発させ、かつ、音楽のクオリティを高めるという、離れ業をやってのける。










その「TIME」から正常進化を遂げた6th 「DUO」。

果たして、家入レオさんとは何なのか、何だったのか、という問いに答えるアルバムではない。
自らの体を楽器として使い、外部の作家に楽曲を作ってもらって、見事に鳴らしきった合作。

「音楽は自我ではない」ということなのでしょう。






しかし、このクオリティの高いプロダクションはどこから来るのか、もう、よくわからない、プリンスにでもなろうしているのか、ってぐらい、各曲のクオリティを上げまくっている。




で、いろいろとアルバム発売イベントとか、ファンクラブイベントでお見掛けした姿を思い出してみると、なんとも、フェロモンムンムンで、もう女が盛っていて、私が溺愛する1stライブの少年のような少女のようないで立ち、あのころからずいぶんと時間がたったことを強く感じさせる。

24だしね、女のひとはきれいになるね、といって飲み込んでしまうのも、ありなのかもしれないが、



家入レオがそんな世の中の常識的な流れにのっているとはどうして思えず、思うのは、















逆ではないのか、ということ。













わたしが感じてしまったのは、








「いい女っぽい音楽をやりたい」















「だから、いい女になってみる」














という因果。

音楽をやるために自分を変える、ということなのであれば、この変貌ぶりも理解できる、かな。






















で、直近のストリーミングライブ見ると、「DUO」のムンムン路線はもうやめたみたいで、白いTシャツで歌ってました。













なんか裏方のような恰好で、妙に安心しました。






















そのライブの中では、










「次はフルスクラッチで、ゼロイチのアルバムを作りたい」









とか、こちらの手が震えるようなことを言ってくれて、





「オオ!」



















となったが、その次に発表されるシングルは、







ドラマの脚本家が作詞した外部提供曲(笑)

















まぁ、この裏切り具合が家入レオなのでしょう。

やれやれ。












おれが死ぬまで表現をやめないでほしいと、切に願う。





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