決して輪に加わっていないわけではなく、むしろ中心になって盛り上げて呑みまくってそれでも自分を見失わず、誰かが飲みものを空にしていないか、食事が一つのテーブルに偏って配膳されていないか、目を配り気を配り、最後には忘れ物がないか、ちゃんと見届けてから帰宅する、そんなひと。

わたしにとって、家入レオのライブを見るたびにそんなことを思う。

武道館ライブなんて25曲！歌い切ったお化けライブだったが、ドレス着て出てきた前半なんかより、2/3過ぎていつもの衣装来て出てきた「純情」以降のほうが喉は鳴っていた。

さすがに武道館は特別な日なのかもしれないけど、映像に残るライブはほとんど後半がすごい。

歌手としての能力は当然として、恐ろしいほどの節制と自制心の賜物なんだろう、と思っていた。

そんな絶対にぶれない家入レオさんが、残り３曲ぐらいのファンタジーで喉を使い切ってしまうほどに、のめり込んで我を忘れて楽しんだライブです、これは。

細かいこというと、粂絢哉さんがとても素敵だったりとか、ライブハウスならではの生音だけの曲があったりとか、いいライブでしたがそんなことは些末なこと。

音楽への愛、ファンへの愛、なんというか、もう、感情があふれまくっていて、

家入レオさんが組みたいと思った才能と、素晴らしい融合を果たした秀逸なアルバムです。

過度にボーカルの説得力に依存せず、作曲家の才能を巧みに引き出してサウンドプロデュースした一枚と思う。

それでも、やはり、家入レオの魂は、最後のサザンカに封じられている。

このおしゃれなアルバムにそぐわない徒花のように最後に添えられた曲。

アルバム発売イベントでも、アコギで弾いて聞かせてくれた。

嗚呼、まだ、戻ってくる、ファーストの衝動、どうしても表現せざるを得ない何かを、また抱いて戻ってきてくれる、そんな思いを掻き立てられました。

いろいろあって、DUOツアーは茨城・日立は素晴らしい席順のチケットをいただきましたが、どうしても日程が合わずあきらめて、初ライブは福岡サンパレスの２階席になります（涙）

そう、金払ってみる、家入レオさんのライブはまだ行ったことない(笑)

でも幕張は１５列目だ！！！！！

これは万難を排していく（マジ）