家入レオ「WE」
この投稿を書くために、がんばって「WE」を聞き続けた。
わたくしは、もはや彼女が歌っていたらなんでもいいという、もはや音楽のヴァルハラというべき境地に逝ってしまってますので、なんであれ「よい」のですが、これを消化するには時間がかかった。
基本は溺愛なのでどんな音だろうと、家入レオなら慣れれば絶対に大丈夫ということで聞き倒しました。
というか、ここまで聞いても消化しきれているのか、自信がない。
この前の東古屋湖キャンプの往復7時間ぐらいの車内で、例によってずっと家入レオさんのアルバム漬けになっていたのですが、やはり「WE」ばかり聞いているとつらくて、2ndの「a boy」に逃げたり、1stの「LEO」聞いたりしてた。
「WE」から「LEO」に切り替えた時の音に宿る確信の度合いがまるで違うのに、ほんと驚愕した。
いや、「Hello To The World」とか、イントロの爆発力を過ぎた後のAメロの繊細さに感動したり、ちゃんと好きです。
個々の局面ではいろいろといいものがあるのはわかる。
「僕たちの未来」も、いつものようにこの曲オリジナルの声で歌っていて、どこまでも駆け上がるボーカルが「よい」。
「君がくれた夏」は、Shine、a boyに次ぐ録音の良さがあり、情感あふれる歌詞も歌もアレンジも全て「よい」
「恍惚」は、武道館ライブを見てしまったあとではおとなしいスタジオ音源でしかないが、曲もよくぞこういう成り立ちを繊細にまとめたという技巧感があり、歌はさらにその世界観を増幅させる見事なボーカリゼーションで、ほんと流石としかいいようがない。
アルバムの構成も、「a boy」を継承するような2部構成の見事な仕立て。
序盤から「Party Girl」までの盛り上がりを表題曲「WE」でがっちり受け止め、「hello to the world」でリスタートし、再度音が動き出す。
だが、そこから墜落して痛みが隠し切れなくなってくる、終盤にもつれ込む。
にじみ出る焦燥、疲労、躁、テンションの高い荒廃感が通奏低音として流れているように感じて、聞いているのが正直つらくなる。
聞き重ねるほどに、こちらにもその行き詰まりが乗り移ってくるようで、つらい。
どこまでも変わり続けること、福岡で身に着けた音から脱皮し新しい音に挑戦していくこと、現状に満足せずその先へ突き進むという、強い意志。
このアルバムの発売が2016年7月だから齢22歳。
大学卒で就職したならまだ研修生バッチをつけているような状況。
それがすでにデビュー5年で、4枚のフルアルバム。
一旦の成功も、おそらく挫折も、山手線通勤ラッシュ並みの過密スケジュールのなかでこなしてきたのだろう。
わたくしから眺めて、このアルバムは蓄積された疲労が皮膚の表面にカラカラになって浮いて出ているようで、聞いていて痛い。
実質的な最終曲「Every Single Day」
この曲を作っているときは、言いたいことなんてなにもない!という追い詰められた状況だったそうで、
「それそのまま書いてみたら」
と後押しされて書いた曲とのこと。
家入レオ、インタビュー 『WE』までの道のり
http://e.usen.com/enjoy-u/9847/
……うーん、恋愛の枠に逃げる必要ないんじゃないのか?。
「僕たちの未来」も、いつものようにこの曲オリジナルの声で歌っていて、どこまでも駆け上がるボーカルが「よい」。
「君がくれた夏」は、Shine、a boyに次ぐ録音の良さがあり、情感あふれる歌詞も歌もアレンジも全て「よい」
「恍惚」は、武道館ライブを見てしまったあとではおとなしいスタジオ音源でしかないが、曲もよくぞこういう成り立ちを繊細にまとめたという技巧感があり、歌はさらにその世界観を増幅させる見事なボーカリゼーションで、ほんと流石としかいいようがない。
アルバムの構成も、「a boy」を継承するような2部構成の見事な仕立て。
序盤から「Party Girl」までの盛り上がりを表題曲「WE」でがっちり受け止め、「hello to the world」でリスタートし、再度音が動き出す。
だが、そこから墜落して痛みが隠し切れなくなってくる、終盤にもつれ込む。
にじみ出る焦燥、疲労、躁、テンションの高い荒廃感が通奏低音として流れているように感じて、聞いているのが正直つらくなる。
聞き重ねるほどに、こちらにもその行き詰まりが乗り移ってくるようで、つらい。
どこまでも変わり続けること、福岡で身に着けた音から脱皮し新しい音に挑戦していくこと、現状に満足せずその先へ突き進むという、強い意志。
このアルバムの発売が2016年7月だから齢22歳。
大学卒で就職したならまだ研修生バッチをつけているような状況。
それがすでにデビュー5年で、4枚のフルアルバム。
一旦の成功も、おそらく挫折も、山手線通勤ラッシュ並みの過密スケジュールのなかでこなしてきたのだろう。
わたくしから眺めて、このアルバムは蓄積された疲労が皮膚の表面にカラカラになって浮いて出ているようで、聞いていて痛い。
実質的な最終曲「Every Single Day」
この曲を作っているときは、言いたいことなんてなにもない!という追い詰められた状況だったそうで、
「それそのまま書いてみたら」
と後押しされて書いた曲とのこと。
家入レオ、インタビュー 『WE』までの道のり
Vol.02 “伝える”ことの大切さ
http://e.usen.com/enjoy-u/9847/そういうコンセプトはそれでよいと思うのだが、ご本人としては、言いたいことは何もないというメッセージはファンへの裏切りだ、と考えられているようで、結局濁してしまっている。
『(言いたいこともないままにわかったように歌ってたけど)あなたに愛された今では 優しい涙とメロディ 溢れて』
……うーん、恋愛の枠に逃げる必要ないんじゃないのか?。
何にしても、これは「Linda」でなにもかもバッサリ切り捨てたカッコよさからは程遠い。
あなたに出会って~、というような歌を歌われて思うことは「そんなものかな?」という素朴な反応が1割ぐらいで、9割ぐらいは、
あなたはそんなもので簡単に変わらないでしょ(- -)y-~~~
と、そうあってほしい願望半分、あきれ半分という感じです。
「Party Girl」も曲としてはいいと思うしパフォーマンスも申し分ないが、別にミュージシャンのパーソナリティがファンにどのように思われているかなんてどうでもいい話のはずで、
「わたしはホントはもっと明るくてパンケーキとか食べに行く子です」
なんて、曲で主張する必要あるのか?
ファンは友達じゃないし、ね。
ファンの側から一方的にわかりたい願望はあるとしても、そこはわかり合うのではなく、一方的に思いを投げ掛ける関係でしかあり得ない。
でも、↓のラジオ音源で、
「対談したひとから、『家入さんってあったかい飲み物飲むんだ!』って驚かれたんですよ!」
「いまだに地方をツアーで回ると、MCでわたしがしゃべっていること自体に会場がざわつくことがあるんですよ」
とか発言されておりまして、歌以外では一切口を開かない冷血オンナと思われてしまうのはイヤだ、ってのはわかるんですけどね。
家入レオ ピストン西沢おじさんを飼いならす!?「こんなになついている人いないよ」
もう、1stの解き放たれた一瞬の奇跡は、二度と再現されないことは理解している。
1stライブを見ると、いまだにありとあらゆる感情が一気に画面から押し寄せてきて、どうしていいかわからなくなる。
抑圧
開放
喜び
悲しみ
葛藤
成長
望み
絶望
過去
思い出
希望
優しさ
惨めさ
才能
挫折
煌めき
鬱屈
・・・・・・
なんか、なにもかも一緒になってぶつかってきて、どうしていいかわからなくなって涙が出てくる。
感情移入なんてとてもできない、誰も立ち入ることのできない、未整理の何かの奔流が初期の音には渦巻いている。
もう、あれは来ない。
仕方ない。
にしても、「WE」は疲れすぎてないのか、締切とかそういうのをなんとなく思い浮かべてしまう、楽曲のありかたは、ちょっともったいないなぁ、と思う。
「ちょっと酔ったフリ作戦」
とか、家入レオさんは自分の言葉として後々まで残したいと思ったのだろうか、締切が1日延びれば修正したかったんじゃないのか?とかね。
っていうか、こういうのも、やっぱ家入レオはこうあってほしい、という無神経な押し付けなのかもしれませんね(- -)
あったかい飲み物は飲まないんでしょ?とか(笑)
でもまぁ、好きか嫌いかというと、大好きなので(笑)、
大変な難関だった「WE」をひとまず噛まずに飲み込んで、次のアルバム「TIME」を買います。
その次は6th live DVDが12/12に出ます。
これはなんと、偶然出くわした東京国際フォーラムの7/1ツアーファイナルの模様を収めたものだそう。
2018/07/01
暑い!楽しい!なにも買わないと思うけど(笑)??!!!!!五時からということはもうリハでなかにいるんだなあ、とか。でも、俺の知っている音を鳴らす人とはちがう人がいるんだなあ、とか。追加公演ってのは、や…
当然、ライブは見てません(笑)
はあ、家入レオ、ほんと変わっていくなぁ。。。。。。
家入レオ 8thアルバム 『My name』
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神の御側に
神との邂逅
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